車の修理で板金が必要なケースとは
板金作業は、金属製の車体部分を修復・整形するものですが、車の修理で板金が必要なケースは、主に車体の外装が損傷した場合です。
車同士の衝突や単独事故で車体が大きくへこんだり、歪んだりした場合には、板金作業が必要です。特にバンパーやドア、フェンダーなどの外装部分が損傷したときに行われます。
駐車場などで他の車や障害物に接触して車体がへこんだり、擦り傷ができた場合も板金修理が必要です。軽微なへこみでも放置するとサビの原因になるため、早めの修理が必要となります。
台風やひょう、落雷などの自然災害で車体が損傷した場合にも板金修理が必要です。特にひょうによる小さなへこみは広範囲に及ぶことがあり、専門的な修理が求められます。
この他にも、経年劣化によって車体にサビが発生し、その部分が弱くなっていたり、穴が開いたりした場合や、長年の使用による塗装の劣化や剥がれが広範囲にわたる場合なども板金作業が必要となります。サビの発生では、サビを除去し、、新しい金属を補填する作業が行われ、塗装の劣化や剥がれでは、塗装前に表面を板金作業で表面を整えたうえで塗装を行うことで仕上がりをキレイにすることができます。
損傷の程度によっては、パネル全体を交換するケースもありますが、基本的には板金作業では、損傷した部分の金属を叩いて形を整えたり、必要に応じて新しい金属を溶接したりして、元の形に修復し、表面を滑らかに整え、塗装が行われます。
車の外観や機能性を保つために、板金修理は重要な役割を果たします。
